この記事はこんな方におすすめです。
- ラズパイに興味があるけど、どのモデルを選んだらいいのかわからない
- 初めてのラズパイ選び、失敗したくない
- 特に目的はないけど、なんとなくラズパイに興味がある
- 性能とか電気代とか、しっかり比較したい
最近は小型シングルボードコンピュータを使う人が増えていますね。
その中でもraspberry piは一番有名・かつ一番使っている人が多いと思います。
ただ、ラズパイを始めるに当たって「どのモデルを選べばいいんだろう・・・」という疑問が必ず出てきます。
今回はそんな疑問を実際に普段ラズパイを使っている立場から解決していきたいと思います。
ラズパイのモデル比較から、目的別におすすめのモデル紹介です。
変更履歴
- 2020/6/17: Model 4 8GBについて追加
- 2020/10/20: 表記変更
ラズパイのモデルを比較してみた
まずは、現在でも入手できるモデルを比較してみようと思います。
一部のモデルは、在庫のみとなっている物もあるので、これらは除外しました。
Zero/Zero W/Zero WH | 3B | 3B+ | 3A+ | 4 | |
CPU | 1コア 1.0GHz | 4コア 1.2GHz | 4コア 1.4GHz | 4コア 1.4GHz | 4コア 1.5GHz |
メモリ | 512M | 1GB | 1GB | 512MB | 1GB 2GB 4GB 8GB |
USBポート | microUSB * 1 | 2.0 * 4 | 2.0 * 4 | 2.0 * 1 | 2.0 * 2 3.0 * 2 |
有線ネットワーク | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
無線ネットワーク | Zero なし/ Zero W・Zero WH 2.4Ghz | 2.4Ghz | 2.4+5Ghz | 2.4+5Ghz | 2.4+5Ghz |
Bluetooth | Zero なし/ Zero W・Zero WH 4.1 | 4.1 | 4.2 | 4.2 | 5.0 |
GPIOピンヘッダー | Zero・Zero W なし/ Zero WH あり | ○ | ○ | ○ | ○ |
大きさ | 65mm * 30mm | 85.6mm * 56.5mm | 85mm * 56mm | 65mm * 56.5mm | 85mm * 56mm |
電源 | 1.2A | 2.5 A | 2.5 A | 2.5A | 3A |
価格 | Zero $5 Zero W $10 Zero WH $14 | $35 | $35 | $25 | 1GB $35 2GB $45 4GB $55 8GB $75 |
電気代は『ラズパイの電気代知ってる?全部計算してみた。』を参考にしてください。
モデルによってスペック・価格に大きく差があると思います。
では、どのようにラズパイを選べばいいでしょうか。
目的別におすすめのラズパイを紹介【お勧めはラズパイ4・4Gです】
では、どのラズパイを選べばいいのでしょうか。
ここでは、用途別に分けてお勧めのラズパイを紹介します。
- Zero WH
小ささを生かした温度センサー・ラジオ・音楽プレーヤなど電子工作をする - Zero・Zero W
本当に小型のサーバーとして使いたい(それ以外はしなくていい) - Model4シリーズ(後ほどメモリ別に用途を記載)
それ以外のひと(電子工作以外の人)
モデルのアルファベットを押すと、それぞれの説明へ移動します。
3B/3B+/3A+はもう選びません
はい、見出しの通りです。
理由は、ラズパイ4が出ているのにわざわざラズパイ3モデルを買わない!!です。
ただ、「Zeroシリーズでは流石に非力だけど、ラズパイ4までスペックは求めていない
→3A+を選ぶ」というのはありだと思います。
Zeroシリーズ
ラズパイZeroシリーズを選ぶ目的としては、省電力・小ささを生かした用途でラズパイを使うことになると思います。
その中でも、
- LEDの点灯を制御したい!
- センサーからの信号を受け取りたい!
などの用途であれば、「GPIOピンヘッダー」が必要なのでZero WH(Amazonに飛びます)を利用することになります。
それ以外であれば、Zero・Zero W(Amazonに飛びます)を利用して問題ないと思います。
ラズパイZeroシリーズでの工作については『写真や図解でよくわかる ラズパイZeroを使い倒す本 Raspberry Pi Zero/Zero W対応』・『ラズパイZero 工作ブック』などの本が参考になります。
Model 4
ラズパイの中で一番新しいモデルです。
ラズパイ4には1GB・2GB・4GBモデルがあるので、メモリの使用具合によってモデルを選択することになります。
モデルのアルファベットを押すと、それぞれの説明へ移動します。
1Gモデル
このモデルは「簡単なwebサーバー」などで使う人にお勧めです。実際に私もラズパイ3B+をwebサーバーとして利用していますが、1Gで十分対応できています。
ただ、重いアプリ(Chromium)などを起動すると結構メモリが厳しくなります。
2Gモデル
このモデルは「ラズパイを今まで使ってきたけど、メモリが少し足りないなぁ」と感じた方にお勧めです。
しかし、2Gモデルを選ぶ必要は正直ないと思います。
理由として、ラズパイを使いたい人は、
- 少しだけラズパイを使いたい
- ヘビーにラズパイを使いたい
という風に分かれると思います。
そのため、2Gメモリだとメモリが多すぎ・少なすぎ問題が出てくると思います(多い分に越したことはないのですが・・・)
4Gモデル
個人的にお勧めです。私もラズパイ4の4Gモデルを持っています。
4Gは、「ラズパイをめっちゃ使い倒す!」という人にお勧めです。特に、「マイクラサーバーをラズパイで立てたい!」とか、「PC並の性能で使いたい!」という人は4Gモデルむきでしょう。
また、「大は小を兼ねる」というように、メモリを多めのものを買っておけば、後からメモリを食うアプリも使うことができます。
8Gモデル
8Gモデルが出ましたね。ぱないですね。
8Gは、「マイクラサーバー+α」って人にお勧めです。
ただ、メモリがいくらゴツくなってもCPUを考えると、もういっそのことサーバーを借りちゃったりした方がいい気がしますね。
でも、ロマンとして購入したいなって思ったりもします笑
気になる人は、マイクラサーバーの比較記事をご覧ください。
まとめ
ここまで、ラズパイのモデルを見てきました。
迷った方は
- 小ささを生かした電子工作
→Zero WH - それ以外の用途orなんとなく使ってみたい
→ラズパイ4・4Gモデル
と覚えてもらえるといいと思います。
また、Amazonには、ラズパイを初めて使う人用に必要なものがまとまっているキッドが売られたいます。初めての人はこのようなキッドを買うと安心だと思います。
また、ラズパイのセットアップについてはこちらの記事を参考にしてください。