サイト速度を早めるためにConoHa Wingのリザーブドプランを使ってみた。
結論ConoHa Wingのリザーブドプランはいらない。これだけ覚えてくれればOKだ。
記事内ではそう判断した理由と他社サーバーの方がいいのではないかという話をしていく。
ConoHa Wingのリザーブドプランに興味がある方の参考になれば嬉しい。
ConoHa Wingの通常プランとリザーブドプランの違い
まずはざっとConoHa Wingの特徴を確認しておく。さっと読み飛ばせばOKだ。
ConoHa Wingの通常プランとリザーブドプランの違いは以下の通り。SSD容量などはリザーブドプランに変えても同じため、今回は省略した。
リザーブドプラン(1GB) | 通常プラン(ベーシック) | |
---|---|---|
最大月額料金 | 1650円 | 1320円 |
時間料金 | 2.8円/h | 2.2円/h |
メモリ | 1GB(保証) | 8GB(保証なし) |
コア数 | 2コア(保証) | 6コア(保証なし) |
簡単にリザーブドプランの特徴をまとめると『料金は高くなるけどメモリとコア数は自分専用で確実に使えるよ。だから他の利用者の影響を受けず安定したパフォーマンスを発揮できるよ。』というものだ。
公式サイトにあるConoHa Wingリザーブドプランの特徴を簡単にまとめてみた。
- メモリ・コア数のリソースが確実に保証される
→他の利用者の影響を受けず、安定した環境を利用できる。 - 急なアクセス増加時に自動でプランアップできる
→バズった時に「サイトが重い」「サイトが見れない」とならないように事前に対策できる。 - 高速処理でサイト表示が快適
→サイト速度を上げる対策を色々やってる。
なるほど、リザーブドプランを利用すれば安定した環境でブログ運営ができると言えそうだ。
私はこの説明を信じてリザーブドプランを利用してみたわけだ。結果は次の通り。
【効果なし。むしろ悪化】ConoHa Wingでリザーブドプランを使った結果
そう、結果は効果なしだ。いや、むしろ悪化した。
どういうわけか。早速結果を見てみよう。
【結果】サイト速度はむしろ遅くなった
サイト速度の結果はGoogle Analytics(ユニバーサルアナリティクス)のデータを利用した。ConoHa Wingのリザーブドプランの利用開始前後1週間を比較した。
サイト速度は行動→ サイトの速度→概要から確認できるので、確認したことがない方は、一度確認するのをオススメする。
結果は以下の通り。
サイト速度は速くなるどころか、むしろ遅くなったのである。まじかよ。
数字にして平均読み込み時間は1.49秒から2.08秒へ約40%も増加した。
ここで補足したいのは一週間でPV数が8%程度減少している事実だ。春休み明けで全体的なアクセスが減ったわけだ。
何が言いたいかというと、『PV数が減った(=サイトへの負荷が減った)』にも関わらずサイト速度は遅くなった』のだ。サーバースペックを上げたのに。
ConoHa Wingのリザーブドプランに効果はなかったわけだ。
記事公開前に比較期間を10日間に変えてデータを確認した。その結果PV数が2%減少にも関わらず平均読み込み時間は10%上昇していた。やっぱりリザーブドプランは必要ない。
メモリ・コア数を確保するならXserverの方がいい。移転【予定】です
調べてわかったのだが、メモリ・コア数を確保するならXserverの方が断線お得で性能が良いのに気づいた。
XserverとConoHa Wing、さらに以前使っていたmixhostで価格とメモリ・コア数で比べてみた。
Xserverスタンダード | mixhostスタンダード | ConoHa Wing ベーシック リザーブド | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1320円 (3ヶ月: 3960円) | 1518円 (3ヶ月:4554円) | 1650円 |
時間料金 | 2.8円/h | ||
メモリ | 8GB(保証) | 4GB(保証) | 1GB(保証) |
コア数 | 6コア(保証) | 4コア(保証) | 2コア(保証) |
なるべくフェアに比較するため、Xserverとmixhostの月額料金は月当たり料金料金が1番高い3ヶ月プランを選択した。
Xserverはリソース保証なのか?
Xserverは2021/10/7にリソース保証を導入した。
このたびエックスサーバーでは、負荷上昇などによるサーバー速度の低下を避けるため、各サーバーアカウントにおけるCPU・メモリリソース量を保証する「CPU・メモリのリソース保証」機能を導入しました。
https://www.xserver.ne.jp/news_detail.php?view_id=8185
以前のサーバーはサーバー性能の都合上リソース保証導入時期は未定。だが新サーバーに移行できる機能を無料で利用できる。
sv10000.xserver.jp 以前のサーバーは、サーバー性能の都合上、現時点では「CPU・メモリのリソース保証」機能の導入予定は未定です。対象外のサーバーをご利用で、本機能の利用をご希望の方は無料で最新サーバー環境へ移行できる「新サーバー簡単移行」のご利用をご検討ください。
https://www.xserver.ne.jp/news_detail.php?view_id=8185
mixhostはリソース保証なのか?
mixhostがリソース保証ありと判断した理由は以下の通り。
CloudLinuxではユーザー毎にリソースを完全に独立して制御できる為、他のユーザーの影響を受ける事がなく、非常に安定した環境でご利用いただけます。
https://mixhost.jp/price/
また通常の利用程度ではリソース制限がされないため、リソース保証と判断した。
一般的なウェブサイトを運用されている場合、リソース制限が実施される確率は非常に稀ですので、安心してご利用いただけます。
https://help.mixhost.jp/hc/ja/articles/115003733111-%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC
なんとXserverは他2社と比較して月額料金が1番安いのにも関わらず、メモリとコア数は1番多く利用できる。
もちろんXserverは初期費用がかかる時もある。しかし長期契約するとConoHa Wingやmixhostよりお得に利用できるのがわかってしまった。
2022/5/12まで初期費用3300円がかからない。今移転するのが徳な訳だ。
というわけで私はサーバーをConoHa WingからXserverに乗り換える『予定』というわけだ。
さらばConoHa Wing。Xserverに乗り換える【予定】です
というわけでXserverがお得とわかった今、すぐにでもConoHa Wingから移転したいと考えている。
しかし月2.5PV程度の中堅ブログではあるが、読者がアクセスできない時間は極力減らしたい。移行も失敗したくない。
そのため一週間でアクセスが一番少ない水曜日に移行を実行する予定だ。
その方法と結果は後日記事にする予定なので気になる方はチェックしてほしい。
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