当記事で解決できる悩み
- 結局VPNってなんなの?
- VPNのメリットって何?
- VPNを使うべきタイミングは?
- VPNを利用する方法は?
当記事ではVPNの基本知識とメリット、使う方法について解説する。
「VPNが気になるけど私には必要?」という方向けの記事だ。VPN利用歴5年のベテランがVPNについて解説する。
そもそもVPNとは?基本をさっと確認する
VPNを簡単に定義すると以下の通り。
「ネット上に自分専用の通信トンネルを作成し、その中でデータを安全にやりとりする仕組み」
VPNを使うと安全な通信経路を確保でき、データを安全にやりとりできるのだ。
VPNの仕組みは下記動画がとてもわかりやすい。90秒で理解できるので是非ご覧いただきたい。
VPNのメリットとは?デメリットも合わせて確認
VPNのメリット・デメリットは以下の通り。
メリット
- プライバシーを保護できる
- ネット上のロケーションを変更できる
- ウェブサイトのブロックを解除できる
デメリット
- 通信速度が低下する
VPNを利用するとPC・スマホからVPNサーバーまでの安全な通信を確保できる。そのため、危険なWi-Fiスポットなどから通信データを保護できる。
また各国に設置されたVPNサーバーを利用すると、海外の安い金額でサービスを受けられる。
さらにVPNを利用すると海外限定の動画を日本から見れるのだ。
デメリットを挙げるとすれば通信速度の低下が挙げられる。例えば無料VPN等の場合、動画がカクついて閲覧できない等の不具合が生じることが多い。
VPNのメリット・デメリットを確認したところで続いてはVPNを利用すべき人をパターン別に紹介する。
VPNを利用するべき人とは?どんな時に使う?
VPNを利用すべき人はズバリこんな方々だ。これらはそれぞれ前の章のメリットと繋がっている。具体例を列挙しながら解説する。
- フリーWi-Fiを安全に利用したい人 <= プライバシー保護
- 【Youtube Premiumなど】ネット上のサービスを安く利用したい人 <= 場所の変更
- 海外から日本のサービスを利用したい人や、日本から海外のサービスを利用したい人 <= ブロック解除
フリーWi-Fiを安全に利用したい人
現在は多くのWEBサイトでhttpsを利用しており、普通のWEBサイトを見る分には危険性は少なくなった。
httpsは通信データを暗号化する仕組み。ブラウザのサイトURLに南京錠マークがあればhttps通信だ。もちろんこのサイトもhttpsを利用している。
しかし全ての通信が安全に行われているとは限らない。PCやスマホはWEBサイト以外とも常時通信しており、その通信が安全である保証はない。
また、Wi-Fiスポットの名前を偽装して通信データを盗聴する手口があるのも事実。通信内容はわからなくとも、通信先のサイトや通信元の端末情報は少しの知識でわかってしまう。
(日本語に翻訳した上での概要)
Avast Wi-Fi Hack Experiment Demonstrates “Reckless” Behavior of Mobile World Congress Attendees
空港に本物そっくりの無料Wi-Fiスポットを設置した。その結果4時間で2000人以上から800万を超えるデータパケットを確認。データから利用デバイス・利用したサイト(Google・Gmail・Twitterなど)・デバイスとユーザーIDなどを確認できた。
以下は私自身の通信データを可視化したものだ。このように通信データは個人でも簡単に確認できる。
少し調べれば、IPアドレス「118.27.XXX.XX」はこのブログ(sukiburo.jp)であるのが判明してしまう。(現在はサーバー移転でIPアドレスは変更された)
中身が見れる通信の存在が理解いただけたはずだ。通信相手はAppleであり、通信内容はほとんどないためこの通信自体は問題ない。
上記のように保護されない通信の場合、中身が簡単に見れてしまうことがわかっていただけたかと思う。
これに対してVPNを利用すると通信データが暗号化され、より安全にネットを利用できる。
通信の宛先がVPNサーバー(89.187.XXX.XXX)になっている。元々の通信先はわからなくなった。
VPNに接続した際は全ての通信内容が暗号化される。通信を盗聴されても安全だ。
VPNは危険な通信から簡単に自衛できる強力なツールだ。
【Youtube Premiumなど】ネット上のサービスを安く利用したい人
VPNを利用すると今いる場所を世界中の場所に偽装できる。その偽装先を物価が安い国にすると、お得にサービスを利用できる。
例えばVPNを利用すると、アルゼンチンの料金でYouTube Premiumを契約できる。その料金はたった月130円。これだけでVPN料金は十分回収でき、お釣りがくる。
アルゼンチンのYouTube Premiumのサイト。料金が119アルゼンチンペソ(=約130円)である。
VPNを利用した契約手順はこんな感じ。VPNを各国サーバーに設定し、接続ボタンをポチるだけでお得を享受できる。
- 各国のVPNに接続する
- サイトにアクセスする
- お得に契約する
【Netflixなど】海外から日本のサービスを利用したい人・日本から海外のサービスを利用したい人
VPNを利用すると普通は海外でしか見れない海外作品を日本にいながら視聴できる。
例えば通常日本のNetflixから「INK MASTER」という作品は見れない。しかしVPNを利用すると日本から当作品を見れる。
NetflixでVPNを利用すれば、日本にいながら世界中の日本未公開作品を視聴可能だ。もちろん追加料金は発生しない。
逆にVPNを海外から利用すると、日本の動画配信サービス(Netflix・Amazon Prime・Tver・Abema)を海外から視聴できる。
なお当サイトでは紹介しているおすすめVPNを全て契約し、主要動画配信サービスに接続できるか適宜確認している。動画サービスに接続できるVPN会社をすぐ知りたい方はこちらで確認できる。
VPNを利用する方法とは?
VPNを利用する方法は主に3つある。
- VPNアプリを利用する
- 自分自身でVPNを設定する
- ルーターに直接VPNを導入する
VPNアプリを利用する
VPNアプリを利用したいスマホやパソコンにインストールし利用する方法。
設定が一番簡単であり、メジャーなVPNアプリであればWindows・Mac・iPhone・Androidはすべてカバーされている。
例えば当サイト管理人が5年使ってるNordVPNならWindows・Mac・iPhone・Androidの他にも各ブラウザの拡張機能やマイナーなChrome Book等の端末でも利用できる。
自分自身でVPNを設定する
技術的な知識がある場合、VPN自体を自作することも可能ではある。サーバーを準備し、VPNをセットアップすることで自分だけのVPNサーバーが作成できる。
しかし設定をミスればセキュリティの意味がなくなる危険性はある。
ルーターに直接VPNを導入する
ルーター自体にVPNを導入することで家のネット環境全てをVPN経由にしてしまう方法。最初の設定は少し大変。
当サイト管理人としては、専門知識がある方以外はVPNアプリを利用するのが一番良いと思う。
まとめ: VPNを利用してネットを安全に渡り歩こう
当記事ではVPNとは何かを簡単に解説した。最後に記事のまとめを確認しよう。
- VPNとは自分専用の通信トンネルで安全にデータをやりとりする仕組み。
- VPNのメリットはプライバシー保護・ロケーション変更・サイトブロック解除の3つ
- VPNを使うべき具体例はフリーWi-FIの利用時・サービスを安く使いたい時・海外コンテンツを利用したい時の3つ
- VPNはアプリからの利用が簡単。
当記事を参考にVPNを利用してネットを安全に渡り歩いて欲しい。
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