
このサイトで紹介するscreen
は、WIndows上に建てられたマイクラサーバーには利用できません。(仕様上です。すみません。)Linux(CentOS/Ubuntu)・Macが前提なので、注意してください。
今回はscreen
を利用してマイクラサーバーを動作させようと思います。
マイクラサーバーでscreen
を利用するメリットは3つあります。
- SSH接続を切断してもマイクラサーバーを動作させたままにできる
- 起動したマイクラサーバーのプロセスに再度接続できる
- 不慮の事故でサーバーとの切断が切れても、マイクラサーバーの動作に影響しない
サーバー運営者はぜひscreen
を利用してマイクラサーバーを立てましょう。損はしませんよ。
screenのインストール
では、早速screen
を導入していきます。インストール方法がOSによって違うので注意してください。
CentOS
CentOS8(Stream)以降
screen
をインストールするために、EPELという物を導入します。screen
をダウンロードするために必要なものだと思ってください。
sudo dnf install -y https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-8.noarch.rpm
screen
をインストールします。
sudo dnf install -y screen
CentOS7以前
yum
で一発です。
sudo yum install -y screen
Ubuntu・Debian・Raspberry Pi OS
apt
で一発です。
sudo apt install -y screen
Mac
Macには標準でscreen
が入っています。しかしバージョンが古いです。
そのため、今回はHomebrewを利用して最新版を入れていきます。
Homebrewを入れていない方は以下のコマンドを入力してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
Homebrewを利用して最新版のscreen
を導入します。
brew install screen
screenを利用してマイクラサーバーを起動する
あらかじめサーバーにSSH接続をしておいてください。
(このサイトでConoHa MODサーバーを立てた場合)マイクラサーバーがあるディレクトリに移動します。
cd /usr/local/games/minecraft
サーバーを起動します。その際、先頭にscreenという文字を追加します。(起動するjar
の名前は各自の環境に合わせて変更してください。このサイトでConoHa MODサーバーを立てた場合はこのままでOKです。)
バージョン1.16以前
screen java -jar minecraft_server.jar nogui
バージョン1.17以降
screen sh run.sh
これでSSH接続を切っても大丈夫です。(本当はビミョーですが)、×ボタンでSSH接続を切断してもマイクラサーバーは起動したままです。
起動したマイクラサーバーのプロセスにアクセスする
マイクラのプロセスにアクセスする方法です。SSHでサーバーにログインした状態から始めます。
以下のコマンドでscreen
のプロセス一覧を見ます。
screen -ls

There is screen on:
に続いて数字が出てきます。写真では28419
です。
確認した数字をscreen -r
に続けて入力します。
screen -r XXXXX
これでマイクラのプロセスを確認できます。
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